GitBucket と Jenkins を Pipeline で強力に連携させる
Jenkins の 2.7.1 が LTS にやってきたことを機に Jenkins 2 について色々と調べてみた。 目玉はやはり Pipeline Plugin の導入であり、Pipeline ジョブの場合、GitHub との連携は GitHub Organization Folder Plugin で行うのがとても便利らしい。 ところがこの GitHub Organization Folder Plugin はそのままでは GitBucket とは 連携できないらしい。そこで、どうして動かないのかを調べて、解決するべく PR 送るので、 補足を兼ねてメモしておく。
Pipeline って何?
Jenkins Pipelines と Android アプリ開発 第7回大阪Jenkins勉強会資料 P.6 より、
PIPELINE AS A CODE
- Jenkins 2 の目玉の一つ
- ジョブの流れをコードで表現
- Groovy による DSL
もっと砕けた言い方をすると、 「Travis CI とかが YAML でジョブ書くような奴の Jenkins 版を Groovy で書く奴」 というところだろうか。今まで GUI でジョブ設定をしていたところを、 Groovy スクリプトで書くようなもの。
GitHub Organization Folder って何?
GitHub Organization Folder と、名前に Folder が入ってることがあらわしているように、 複数のジョブをまとめて設定するための機能を実現している。それぞれのジョブは GitHub の 一つ一つのリポジトリに対応している。
Travis CI とかがジョブ設定の YAML ファイルを GitHub のリポジトリに置くように、
Jenkins の Groovy スクリプトファイルをリポジトリに置く方法の一つで、一番オススメの
方法。設定したユーザ/ Organization のリポジトリの PR やブランチをチェックして、
Jenkinsfile
という名前のファイルを見つけると、処理対象として Jenkins ジョブを
生成し、処理してくれる。
また、GitHub の WebHook にも対応していて Push や PR に即座に反応させることもできるし、 Jenkins の実行結果を ブランチや PR にステータスとして送信することもできてとっても便利。
この機能を設定しておくと、GitHub で新しくリポジトリを作ったときに Jenkins と連携させようと 思ったときに行うことは、
- Jenkinsfile にジョブの詳細を Groovy で記述し、リポジトリに入れる
- (ポーリングを待つのが嫌なら)GitHub 側で WebHook を設定する
- (もし、Jenkins からアクセスするユーザが異なるなら)GitHub 側で Collaborator に追加する
これだけの手順で、しかも Jenkins 側の設定を何もいじらずに実現できる。便利!
だけど・・・
そもそも GitHub においてあるのなら、他の CI でもいいんじゃない? とか思ったり。 さらに、GitHub に置けないから GitBucket 立ててるようなところにこそ向いてるんじゃないの? とか思ったりした。実際に、このプラグインでは GitHub Enterprise にも対応させてあるようで、 設定で GitHub Enterprise のサーバを追加することができるようになっている。 そこに GitBucket のアドレスを書けばそれで連携できる・・・と思いきや、問題発生。
対応状況
とりあえず、